【漫画】Moebius:メビウス
少し余談
過去に謎のブログを綴っていたときがございまして。そのブログが趣味ごとをひたすら愛情を込めていたので少しずつこちらで消化していこうと思っています。(というか使い回して古い方消して供養します。)
カルト映画だのゲーム音楽だの・・・の紹介をしていたのですが(あと飼ってたカブトムシのことだの)、ひとまずバンド・デシネ(=フランス漫画)作家でありイラストレーターでもありデザイナーでもあるメビウス大先生のご紹介をわたしなりにしたいと思います。
もう一つ前置き
2012年の3月10日。個人的には思い入れのある日に亡くなってしまったメビウス。
当時とても残念な気分になりました。でも、まだまだメビウス作品で目に入れることが叶えられていないものもたくさんあるので、それらを長い余生でゆっくり手にしていこうと思います。
フランス バンドデシネの巨匠メビウス(ジャン・ジロー)
ジャン・アンリ・ガストンジローは、メビウスのペンネームでも知られるフランスの漫画家(バンドデシネ作家)。
西部劇漫画シリーズでは「ジャン・ジロー」名義、
SF・ファンタジー作品を手がける際には「メビウス」を用いた。大友克洋、宮崎駿、谷口ジローなどへの直接的な影響を通じて日本の漫画界へも多大な影響を与えた。
「エイリアン」をはじめとして、多数のSF映画にもデザイナーとして関わっている。
– wikipediaより引用。やや省略しています。
上記の説明を見て頂くとわかるとおり、
基本的にはバンドデシネ(フランスの漫画)作家なのですが、多岐に渡って活躍したすごい人なんです!
http://www.moebius.fr/
こちらはメビウスの公式サイト?ファンサイト?フランス語なのでよくわからんのですが、ドメイン名から察するに公式サイトと信じておきます。メビウス・・ナニソレ・・・となる前にイラストに触れてみてくださいね。
ちなみに私が「メビウス」を知ったきっかけは
時の支配者 / 監督: ルネ・ラルー
脚本・脚色・作画をメビウスが担当。
監督がルネ・ラルー、原作はステファン・ウル。
※ちなみにルネ・ラルーも好きで、DVD BOX所持している挙句にBOXにセットされている「ファンタスティック・プラネット」はなぜかダブッて持っています。
そもそも、一番初めにイラストレーター/メビウスを知ったのは
一時期不定期発行されていた、新進気鋭漫画家の短編ものばかりを集めた日本の漫画雑誌(多分「エラー」って名前だった気がするのだが、軽くググッたぐらいでは出てこない・・・)の表紙を飾っていたのがメビウスでした。
いい絵だな〜と思ってると、同時期にリリースされていたのが
この映画「時の支配者」。
海外、特に北欧の人特有の柔らかい、かつ見慣れない本当に美しい配色。
更に、フランス語映画を観るといつも思うのですがあのフランス語が耳に入るときの独特の心地よい感覚。
たまに眠ってしまいます。(よく眠ります。)
ちなみにタイトルを裏切らず、SFアニメです。
(原作のステファン・ウル = SF作家なんですね〜)
話の筋も面白くて、最後は何度見ても泣いてしまいます。
メビウスが亡くなったあとはまた一入なんですな〜〜〜〜!
B砂漠の40日間
漫画でもなければ絵本でもないと思うのですが、一ページに大きく一コマずつ、セリフも説明も無く話が展開されていきます。
この本を見てたら
「ああ、、色んな日本の漫画家が影響受けたってのはなんだかわかるなあ」
(特に大友克洋さんや小池桂一さん。もちろん宮崎駿さんも!手塚治さんも「メビウス線」「メビウス雲」といった表現でアシスタントの方に指示していたとか!)
となります。
かなり繊細な線画(というのでしょうかね)で、一見何の脈絡もない話なのかと思いきゃ….オー、みたいな。
しかも一発描きらしいです。
物語の説明は、巻末にジャン・ジローのインタビューで明かされていますので是非ゲットして読みましょう。
影響を受けたといわれている日本の漫画家の方達を紹介しているページを、NAVERのまとめサイトで見つけたので、リンク貼りますね。
http://matome.naver.jp/odai/2133140563332564401
L’INCAL アンカル
こちらは漫画です
ちょっとお値段高めなんですが。メビウスの漫画はほぼ絵画なので仕方がないでしょう。(きっとね)
強烈なのが、
原作: アレハンドロ・ホドロフスキー
なんですね〜!
アレハンドロ・ホドロフスキーて誰やねんwwてなるかもしれませんが、以前、別のブログサイトで「愛しのカルト映画」というものを一人で勝手に特集したのですが、
その中でもご紹介した、「エル・トポ」というかなりカルト感満載で、カルト的なファンが多いカルトな監督です。
以下「アンカル」について、wikipediaより作品の説明 (要約下手なのでいつだってwikipedia)
R級ライセンスを持つしがない私立探偵ジョン・ディフールは、ささいな事から謎の生命体「アンカル」を手に入れる。アンカルをめぐって、政府、ゲリラ組織、異星人など様々な人間たちの思惑が交錯し、ジョンは宇宙抗争に巻き込まれていく。
-wikipediaより-
といったもので、いわゆるSFです。(そりゃそうだろう)
細やかな描写の絵と、壮大でかなりアクション感満載の漫画です。
というわけで、また機会があればメビウスのご紹介をまたさせていただきます。