【本】スティーヴン・キング Pt.1
前回のブログで、次回は明るい作品のご紹介を・・・とかなんとか申し上げましたが、
今回はスティーヴン・キング(大先生)のご紹介を私なりにしたいと思います。
(全然明るくない)
映画評論家でも、本の評論家でもないので
個人的に思っていることばかりを申し上げますが、私が拝読したことのある作品を簡単に一気に説明していきます!
キャリー / Carrie
超能力系のホラーです。
映画化されているので知ってる方も多そうですね〜。
映画化当時、トラボルタが調子悪い時期で、この映画に脇役で出演しております。
単なるホラーというよりは、母親の愛を求める女の子(キャリー)の話だと思います。
(キングの作品って、ホラーであぶり出される人間模様を描写したものが多いですよね。あぶり出すって言い方は違うっつって)
ちなみに映画の方は、数年前にリメイク版も出てたようですね〜。
呪われた町 / ‘Salem’s Lot
こちらも映画化されてます。(映画「死霊伝説」)
いわゆる吸血鬼ネタです。
小野不由美さんの「屍鬼」がこちらのオマージュだそうです。
「屍鬼」もかなりおもしろいんですけどね〜〜!
(というより「屍鬼」の方が好きですね〜〜!)
ゲーム「サイレン」も影響受けてますね〜〜。
シャイニング / The Shining
いわずと知れた鬼名作ホラー。映画の方が有名です。
超能力あり、幽霊あり・・・。
キューブリック監督作の「シャイニング」の方は、キングとしてはイメージが変わり過ぎて、モヤッとしたみたいですね〜ww。
ほんで、結局キング自らの脚本で撮り直されておりますが、当然そちらの方が小説と近い内容でした。
ホラーというより、父親が家庭で葛藤してる話です。
(いや..説明がとてつもなく拙いですが、感動しました。)
もっかい読まないと..。
イット / IT
こちらも映像化されてるホラー作品。(やや青春系)
子供をさらっていくピエロ= ペニーワイズが(ティムカリーが演じてるから更に)怖すぎます。
話がややそれますが、ペニーワイズ演じるティムカリーの別の意味で怖いロッキーホラーショーも大層おもしろいです。
wikipediaにもかかれてますが、ホラー版スタンド・バイ・ミーみたいなw。
(スタンド・バイ・ミーもキングですからね)
上記のペニーワイズですが、アメリカの有名な犯罪者「ジョン・ウェイン・ゲイシー」が基らしいです。
海外ってそういう、実在した人をイメージしたホラーがちょいちょいありますね。
(悪魔のいけにえはエド・ゲインがモチーフだとか、いやいやそうではないだとか)
こちらもそういえば最近リメイク版の映画が出てましたね〜。謎の副題付きで。
どうでも良い情報ですが、昔VHS時代は2本に分かれてましたね〜w。
(ランゴリアーズもやけどw)
(本当にどうでもいい)
ミザリー / Misery
こちらはホラー・・・というかサスペンス?
キングの小説は、主人公が作家というパターンが結構ありますが、
こちらは、作家である主人公の、熱狂的なファンがどんどんおかしくなっていくお話で、この本読んで、「あぁ..人ってこうなるんや..」って描写が多かったです。
勉強なりました。最悪な気分になります。
映画版のミザリー役、キャシーベイツは大好き!!
この映画でアカデミー主演女優賞とっておりますね〜〜。
キング原作の映画「黙秘」にも出てますが、いいですね〜〜〜!ほんとすき。
(その2作品以外よく知らんねんけどな。)
デスペレーション / Desperation
ホラー。悪霊系です。読んでてハラハラする系です。
対を為して出された「レギュレイターズ」(著: リチャードバックマン)
※リチャードバックマンはキングの変名です
の方が個人的には好きなんですが!
デスペレーションとレギュレイターズは、物語の内容も舞台も異なるのですが、登場人物名が同じで役柄が全然違うという作品です。
骸骨乗組員 / Skeleton Crew
ホラー短編集です。
【収録作品】・握手しない男・ウエディング・ギグ・カインの末裔・死神・ほら、虎がいる・霧
霧!!が一番面白くて、2007年に「ミスト」として映画化されています。
キングの作品の中でも読みやすい短編集ではないでしょうか。
ゴールデンボーイ / Apt Pupil
ジャンルとしては・・・「ドラマ」のくくりなのだろうか。
こちらも映画化されてます。
こちら….ホラーとは言いませんが、人間の恐ろしさを感じました。
古い強制収容所に興味をもった中学生の男の子が、近所に住んでいる老人(潜伏中の戦犯)を執拗につけまわしたあげく、当時の非道な話をするよう、老人に強要するんですが、
強要してる中学生の男の子も大概恐ろしいですが、なりきっていく老人がめちゃめちゃ怖いです。
刑務所のリタ・ヘイワース(ショーシャンクの空に) / Rita Hayworth and Shawshank Redemption
こちらもジャンルとしては「ドラマ」かな。
映画、ショーシャンクの空にの原作。上記「ゴールデンボーイ」内に収録されています。
まあいわゆる脱獄・・・を試みるお話で、映画とそんなに話は変わらなかったと思うのですが…。
無実の罪で収容されたアンディーが奇跡を起こして行く話です。
個人的には、映画に出てくるレッド(同じく収容されている調達屋) = モーガンフリーマンが大好きでしたね〜。
スタンド・バイ・ミー / Stand By Me (The Body)
ショーシャンクの空に..もそうですが、
キングはただのホラーばかりではないのです。
言わずと知れた、映画化もしている名作ですので説明はwikipediaにお任せします。
(いっそ全部おまかせしようね)
死のロングウォーク / The Long Walk
ドラマ・・・かな。特殊すぎて難しいです。
デスペレーションのくだりでも書きましたが、キングはリチャードバックマンという変名を一時期使っていまして、こちらはバックマン名義の作品の内の一つです。
こちら、少年たちが、ほんまにただただひたすら歩く(歩かされる)話で、歩くにあたって色々ルールがあって、それに外れると無情にも生命を奪われる・・・という設定なんですが。
ある意味、無意味すぎてめっちゃ怖いです。衝撃でした。
レギュレイターズ / The Regulators
SFホラー・・・のはず。
同じくデスペレーションのくだりでも書きましたが、こちらもバックマン名義の作品の内の一つです。
対を為して出版されたデスペレーションが、結構な王道悪霊系(そんなジャンルあるんか…)なのに対して、こちらはSFホラーです。
この作品好きです。キングのホラーの中では一番すきかも。
(多分SF色があるから好きなのだろうか。)
多分、映像化したら笑えるぐらいB級になるんだろうけど、観たいな〜映像化してほしいな。
B級でいい。いや、B級がいい。
というわけで、
ザクッ!!!と説明してまいりましたが、(適当な説明やったわりに長いわ)
次回、pt.2では
主観で恐縮ながら、わたしなりのキング論を語りたいと思います。
もちろんwikipediaをはさみながら….。